猫のスポットタイプ(滴下タイプ)の寄生虫駆除予防薬について知りたい。
投与の際の注意点を知りたい。
今回猫たちに寄生虫駆除予防薬「レボリューションプラス」を投与しました。
猫の背中に垂らすタイプの薬です。
有効成分セラメクチン・サロラネルによってフィラリア・ミミヒゼンダニ・マダニ・ノミ(成虫・幼虫・卵)猫海中・鉤虫を駆除、予防できます。
投与の際に猫が薬を舐めてしまったり飼い主(人)の手についてしまうことはよくあると思います。
しかし両方そこまで問題ないと考えてよさそうです。(少量の場合)
もし激しい副作用が出てしまった場合はすぐに動物病院へ連絡を。
このような事態も踏まえて念のため動物病院が開いている時間帯に投与するべきだと思います。
【今回の内容】
- 投与タイプのノミダニ駆除薬の注意点
- 猫が舐めたら?
- 人の手に付いたら?
- 薬投与後の使用した猫たちの様子
備忘録も兼ねて記録していきたいと思います。同じような悩みを抱えている方の一助となれば幸いです。
投与のやり方・コツ
投与方法・ピペットの開け方など
▼こちらを投与します。
5.0キロ以上10.0キロ未満の量1.0mlです。
▼猫の体重によって量が異なります。
▼ピペットの開け方と投与方法
「出ない!」焦らないように。穴を自分で開ける必要があります。
▲動物病院で購入したら大抵このような説明書をもらうと思うのでその通りにやりましょう。
以前瓜実条虫駆除のスポットタイプの薬(プロフェンダースポット)をやったことがあります。
5キロ以上の猫の量がかなり多くて驚きましたが(1.12ml)レボリューションプラスの5キロ以上タイプはそこまで量は多くありませんでした。1.0mlです。
だから一瞬でピューッと投与して終わりです。
【関連記事】
【プロフェンダースポットの副作用】猫に滴下後掻きむしってハゲた!【体験談】
投与のポイント・コツ
以前、自分流で「後頭部ならもっと届かないだろう」と考えてやったところ後ろ足が届いていました…。
こうなるとやっぱり届かない部分は肩甲骨の間しかないと思いました。(肩甲骨の間も多少は届いてしまいますが一番届きにくい場所だと思います)
注意点
薬の投与前、投与後に注意したいことをまとめました。
投与前に注意すること
- ブリスターシートは薬剤を保護する役目があるので使う直前に開けましょう。
動物病院で購入した際はむき出しではなくこのようなケース?(ブリスターシート)に入っています。 - 一応動物病院が開いている時間帯に投与。
万が一副作用でも病院に電話したり駆け込めるからです。 - ジメジメした日は避ける(?)
印象としてジメジメした日は避けた方がいいかなと思いましたが雨の日に投与しました…。(2匹とも痒がっており緊急を要していたので…)
投与後に注意すること
- 滴下した後2時間は背中を濡らさない
- 気をそらす
猫たちが気にして掻いたり舐めないようにするため私の場合は投与直後におやつをあげました。(結果掻いていましたが…) - 猫同士がなめ合ったりしないよう見張る
多頭買いでかつ仲の良い猫ならお互いをグルーミングしあわないように見守りましょう。できるなら部屋を分けて2時間くらい隔離が理想。 - 飼い主は滴下した部分を触らないように注意
滴下部分じゃなくても薬は体全体に渡るので猫を触った手で目をこすったりしないことや手を洗うことを心掛けました。
いずれにしても薬の投与後は猫の様子を見守りましょう。
時間の余裕のある日がベストタイミングです。
猫が舐めてしまった!
滴下タイプの寄生虫駆除予防薬(レボリューションプラス)は猫が舐めても大丈夫なのでしょうか。
結論として舐めないことが一番。ですが少量なら舐めて問題ないようです。
皮膚に塗布するノミダニ予防薬は、昆虫にだけ効くように作られているものです。ですから、多少猫が舐めても中毒になるようなことはありません。
愛猫が滴下式のノミダニ予防薬を舐めてしまいました。大丈夫でしょうか。|ねこのきもちWEB MAGAZINE皮膚に塗布するノミダニ予防薬は、昆虫にだけ効くように作られているものです。ですから、多少猫が舐めても...
人の手についてしまった!
投与の際に自分の手についてしまいました。
すぐに石鹸で洗いましたがなんだかギュッギュっと嫌な感じ…。
その後特に問題はありませんでした。
しかししばらくはその手で餌などを触らないようにしました。
「レボリューションプラス」はどこで買う?値段は?
私は動物病院で購入しました。1個(5.0キロ以上10.0キロ未満)の1700円でした。
(標準的な価格?)
ちなみに「レボリューションプラス」を処方された経緯としては
「猫が痒がる」
と相談したら真っ先にレボリューションプラスを勧められました。私(素人)は皮膚の異常か何かと思いましたが獣医師の初手としてはノミを真っ先に疑うのが定石なのかなと。
これでおさまってくれたらいいな…。
動物病院でちょっとした猫の悩みも相談がてら買いに行くのが良いかもしれません。
しかし中には薬がべらぼうに高い動物病院もあるので注意…。
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投与後の猫たちの様子
記録
2023年7月5日14:30くらいに投与しました。
理由としては何かあったときのために(副作用とか)病院が開いて駈け込める時間帯だからです。
とはいってもそこまでひどい副作用は今までありませんでした。痒くなって多少皮膚が炎症することはありましたが塗り薬で乗り越えられました。
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▼投与直後
後ろ足で書いてしまったようです…、毛の流れで分かりました。後ろ足も舐めていましたから…。
その後はみんな普段通り寝たり窓の外を見たり。元気がなくてぐったりしているということはありませんでした。
20時ごろ
やはりアルコールに弱いクロちゃんは掻いていました。背中が白っぽくなってます。
▼クロちゃん
効果は…?
▼説明書に記載されてある効果は次の通り。
▼ノミに関してはこちら。
投与・再寄生後12時間以内に殺効果発現、24時間後に感染ノミ全数を駆除
これら駆除効果は投与後35日目まで持続
個人的に感じる効果としては投与して間もないのでまだわかりません。今後観察しつつ追記していきたいと思います。
今まで痒がっていましたがノミではないと思っていました。(完全に素人自己判断です)
しかし雨の日、やけに2匹とも顔を洗うしぐさをします。
調べてみるとノミは湿気の多い日に顔に集まりモゾモゾするそうです…
雨が降る前には、空気中に湿気が多くなります。すると猫の顔についたノミが活発に動き出して顔がかゆくなるため、顔をよくこするようになります。
猫が顔を洗うと雨が降るって本当?猫が毛づくろいをする理由|アクサダイレクト猫が顔を洗うと雨が降る」という言い伝えがありますが、実は科学的にも根拠がある説だったのです。猫が顔を擦ったり、体を舐めたり、毛づくろいする「グルーミング」を行うさまざまな理由についてご紹介します。
ゆえにこれはノミの可能性が大ありだと思い今回薬投与に踏み切りましたがどうでしょう…。
痒み治まってくれ~…。
まとめ
▼特に重要なポイントまとめ▼
- 猫が舐めたら?⇒少量ならそこまで問題ないが、重度の副作用が起こった場合念のため動物病院が開いている時間に投与をオススメ。
- 手に付いたら?⇒すぐに洗う、ギュギュッとするがそこまで問題ない
- 肩甲骨の間に滴下する。
後頭部は後ろ足が届くので注意。 - 手のひらで少し温めると嫌がらないケースも。
- 滴下部分を触らないように注意深く見守る。
飼い主の仕事が無い時間の余裕のある日に投与がオススメ。
参考になれば幸いです。
▼応急処置として「ペティオ NEW ノミ・ダニ取りスプレー 猫用」を寝床に吹き付けたこともあります。プラセボ効果かもしれませが比較的不快感なく安心して眠ることができました。
ペットの体に吹き付けるやり方も紹介されていますが私はNGだと思います。スプレーの音が思いのほか大きくてびっくりします。
▼いったん洗うのも手かもしれません。しかしレボリューションプラスなどのスポット薬投与後に後に洗うのはNG。
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