お盆にお坊さんがうちにお経を上げに来たときのことです。
猫に異常が見られました。
口で息を「ハァハァ」したり、口周りを舌でしきりにペロペロしたり、大きな声で鳴いたりするのです!
後に調べたら「急性ストレス」という言葉にも出会いました。
口呼吸はおそらく急性ストレスだったのでしょう。
今回は猫の「緊張」と「急性ストレス」について深掘りしていきます。
来客時うちの猫の異常な行動
お坊さんは毎年来ますが今回は2匹のうちの1匹の猫マロちゃんに異常が見られました。
猫自身の体調などにもよるのかもしれません。
異常が見られたのは今回が初めてです。
▼マロちゃん(♂4歳)
クロちゃんに関してはずっとベッドの下に隠れています。
▼クロちゃん(♀7歳)
今回マロちゃんに見られた異常はこちらです。
口呼吸
口呼吸はお坊さんが帰ってから2回ほどありました。
「ハァハァハァ」と犬のように口を開けて呼吸するのです。
続くようなら病院へ行くことを考えましたが幸いその2回だけでした。
口元をペロペロ
しきりに自分の鼻をペロペロ舐めていました。
これは緊張や不安などのストレスを感じることで猫に現れるしぐさです。
転位行動と言います。
日ごろからやる行動をすることでイライラや不安感を緩和し落ち着かせようとすること。
大きな声で鳴く
お坊さんが帰った後、しばらくはいつもは泣かないような大きな声で鳴いていました。
猫は大きな不安やストレス、恐怖を感じたとき、鳴いて自分を落ち着かせることがあるようです。
逆に飼い主が不安になるような声なんですが…
こちらの記事を参考にしてみてください。遊び足りない、ストレスで鳴く真空行動⇒
猫が夜鳴きをする!突然鳴く!原因と対策をおしえて!【真空行動】外に出たい、体の異常で鳴く、ほか鳴き声による猫の気持ちについて⇒
猫が外に出たがって鳴く!対策は?猫の鳴き方の意味、気持ちを解説。
「急性ストレス」とは?
- 症状
・ハァハァ呼吸をする
・じっとして動かない
・どこかに隠れる
・耳を伏せる
・瞳孔が大きく開く
・一時的に食欲が落ちる
・一時的に排泄回数が減る - 対策
猫の急性ストレスは一時的なものでストレスの原因となるものがなくなれば普段通りになるようです。
しかし何度も急性ストレスが起こり慢性になるのは避けたいところ。
極力猫にとってストレスとなる行動や環境にならないよう気を付けていきましょう。 - 急性ストレスの原因となるもの
・来客
・掃除機
・花火
・雷
・大声
・長期の留守番
など
関連記事>>>【花火の日】犬猫たちとの過ごし方。怖がらせないための対策は?飼い主が出歩くことは論外!
急性ストレスの対策
猫が急性ストレスの症状が出た場合、飼い主はどう対応すればいいのでしょうか。
私自身、マロちゃんが口で息をしているのを見て若干パニックになってしまいまいました。
落ち着いて以下の行動をしてみましょう。
飼い主がまず落ち着く
何か変な物音がしたときなど飼い主の顔を見てきませんか?
関連記事>>>猫が驚いたときに飼い主を見る!その理由は飼い主の反応を見て危険かどうかを判断してる!
このとき猫は飼い主の顔を確認して危険かそうでないかを判断しています。
だから飼い主が怖がったりパニックを起こしたら猫もパニックになってしまいます。
飼い主が落ち着いた態度であれば猫も「ああ、大丈夫なんだな」と判断し安心してくれます。
猫の居場所を確保
常にキレイにしておきましょう。
じゃないと猫がホコリまみれで出てくることになりますの…。
うちの場合はお坊さんが来る部屋が猫たち(飼い主)の部屋なのでどうもこうもならなかったのですが…。
別の慣れない部屋で待機でした。
しかし最近仏壇を移動して完全なる猫たちの部屋となったので来年は猫たち(飼い主にとっても)穏やかなお盆となるでしょう。
【猫の口呼吸】急性ストレス以外に考えられること
激しい運動のあとなどに見られる数回の口呼吸もあります。
すぐに普段通りの呼吸になるなら問題ないことが多いです。
ただ普段から口呼吸が見られるのであれば以下のことが疑われます。
- 気管支炎
- 肺炎
- 肥大型心筋症
などです。
ただ普段から口呼吸がみられる場合は動物病院へ行くことをおすすめします。
まとめ
- 口を開けてハアハアする呼吸は急性ストレスのひとつ
- 「口周り、鼻をペロペロ(転位行動)」「大きな声で鳴く」は緊張のサイン
【対策】
- とにかく飼い主が落ち着いて落ち着かせましょう
- ストレスとなる原因を作らないこと
- 猫に安心できる場所を提供してあげましょう