猫飼いさん
猫にとって快適なお部屋環境、冬の体調管理を知りたい。
冬場、特に気を付けることってどんなこと?
▼このような疑問に答えます。▼
- そもそも猫って寒がりなの?
- 猫の体調に関して、冬に気を付けるこは?
- 冬に猫が快適に過ごせるお部屋とは?注意点は?
- 猫に暖房器具はつかうべき?使うとしたらどんなものがいい?
猫が布団に入ってくるようになることで「冬が来たなあ」と感じます。
皆さんは猫ちゃんとどんな冬をお過ごしですか??
猫と一緒に季節を感じて楽しんで一日一日を大切に過ごしていきたいですよね。
同時に季節に合わせて猫ちゃんの体調管理やお部屋の環境を整えてあげましょう。
結論としては、
- 冬場は猫の飲水量が減る傾向にあり、泌尿器系の病気や便秘になる。
水を飲ます工夫をいつも以上にして。 - 猫の適温は23度。室内温度の設定は25度くらいで。
特に子猫や老猫さんには気を使って。 - 安全性の高いあったかグッズを用意してあげよう。
- ポインセチアなどの観葉植物は猫にとって危険。
それでは細かく見ていきましょう。
そもそも猫は本当に寒がりなの?
ネットや本で調べてみると、猫は寒さに強い、弱い、と2つの意見が両極端にあるように思えます…。
祖先が砂漠出身のリビア猫だから寒さに大変弱い!とか
冬の童謡などから(笑)、「猫=寒さに弱い」はただのイメージ、だとか…。
実際に獣医さんに訊いてみましたところ…
猫は寒さにまあまあ強いです。
とのこと。
そこまで寒さに弱いわけではないようです。
また、猫の適温はだいたい23度ほど。
ちなみに犬の適温はだいたい20度で人間と同じくらい。
うちの場合、2匹のネコを比べると黒猫クロちゃんは寒がりでマロちゃんは暑がりな印象。
人間と同じように猫にも寒がりさん暑がりさんがいるようにも思えます。
猫が好む冬のお部屋環境と部屋の中の危険
猫が快適に過ごせる部屋の温度や環境を見ていきましょう。
同時に猫にとって危険なこと、物も紹介。なにげなく飾ったアレが猫にとって危険物になります。
猫の適温は23度|室内温度の設定は25度くらいで
ちなみに犬の適温はだいたい20度で人間と同じくらい。
暖房をつけるのであれば設定温度は約25度ほどがベストのよう。
しかし、やはり猫にも暑がり寒がりと存在するので一緒に暮らしている猫ちゃんの体質の合わせてあげましょう。
細かい数字を出してきましたが獣医さんのブログが単純明快でした。
▼こちら。
猫にとっての冬場の最適な室温は、「人が快適と思う温度」です。
なので、人が寒いな…と感じる場合は暖房器具をつければいいですし、暑くなってきたら切ればいいってかんじです。
環境省は、「夏のエアコン冷房時の室温の目安を28℃、冬のエアコン暖房時の室温の目安を20℃」に推奨しています。
「室温=エアコンの設定温度ではないよ!例えば冬の場合、エアコンの設定温度を20℃にすればいいってことではなく、室温が20℃になるようにエアコンの温度設定をするようにね!」
ただこれは、外気温や湿度、部屋の大きさ、猫の大きさ・種類にもよるので、よく観察して設定温度を決めるようにしましょう。
引用元:「【猫にとっての快適な冬の室温とは?】適温や湿度を獣医師が解説!」より(外部サイト)
そうすることで猫自身が自分に合った室温の部屋へ移動でき、快適に過ごすことが出来ます。
子猫やシニア猫は暖房器具を用意したほうがいい
暖房器具に関しては、特に体温調節が苦手な子猫や老猫さんには用意してあげましょう。
季節の変わり目は体調を崩しやすいですね。
一日の日較差(温度差)は5℃以下がいいです。
環境省によると、冬場のエアコン暖房時の室温目安は20℃です。
子犬猫やシニアの子は体温調整がへたっぴなので、より気をつけましょう。
暖かい場所とそうでない場所を作って、自分で選べるようにする事も大切 pic.twitter.com/Sb2oirreOP— トラまりも@まりも動物病院 (@toramarimo_blog) October 21, 2021
暖房器具はペット用を使用しましょう。ペット用のものは設定温度が弱めになっています。
それ以外の若い猫ちゃんの場合でも、やはり暖房器具を用意してあげたくなりますよね…。
のちにでは猫ちゃん向けのあったかアイテムの紹介をします。早く知りたい方はこちらをクリック。
猫はお日様が大好き!日向ぼっこができる場所を確保してあげよう
猫は日向ぼっこが大好きです。日光が当たる場所に座布団を敷いたりキャットタワーを設置するといいです。
日光を浴びようと窓に張り付く必死な姿…▼
皮膚がんのことを考えて、窓には一応UVカットシートを貼っています。レースのカーテンを使用することもオススメです。
参考記事:【猫に日光浴は必要?】4つのメリットとやり方・できない場合の対処法(外部サイト)
【あわせて読みたい】
猫がひなたぼっこをする理由って?効果・注意点も解説!【可愛いひなたぼっこ画像あり】
猫にとって危険!お部屋の中の観葉植物について
冬になると飾る方も多いかもしれないシクラメンやポインセチア、クリスマスローズなどは置き場所に注意です。摂取量が多いと死に至ることも…。キレイなんですけどね…。
▼ポインセチア
基本的にどの観葉植物も猫ちゃんが生活するお部屋には置かない方が賢明でしょう。
関連記事>>>猫にとって危険な食べ物・植物を知ろう!飼い主としての義務です
猫用あったかグッズ・暖房器具の紹介
今やネットで「ペット用 暖房器具」と調べただけで圧倒的な数の商品が出てきます。
人間がいるときはコタツを一緒に猫と使う感じですが、留守中や就寝中はつけっぱなしにするわけにはいかず…(電気代、安全面で)
そんな悩みも解決するような寒い時期でも猫たちが快適に過ごせる安心、安全な暖房器具を紹介していきます。
電気を使わないホットマット
断熱層と反射アルミ層などで体温だけで暖かなる構造を持つマット。電気を使わないので安心安全です。留守中も気兼ねなく使えます。
湯たんぽ
こちらも電気を使わず経済的で安心安全。
ペットボトルにお湯を入れてもいいですね。真冬に対応できるかは多少不安がありますが、暑がりの猫ちゃんや、そこまで寒くないときなどに良さそう。
▼昔ながらの湯たんぽ。
湯たんぽは100均ダイソーでもあります。
さすがに100均ではありませんが。600円と400円の物がありました。Amazonの湯たんぽはほとんど1000円以上するのでその点で比較するとお得です。
ちなみに、ネットで湯たんぽを探していると今や充電式湯たんぽとやらもあって驚きました。
もはや湯たんぽなのか…?
ペット用あったか電気マット
うちでは古い固いタイプものを使っています。これは汚れたら拭けるので衛生的。
調べたらウサギ用のしかないけど今使っているのはウサギ用なのか?ただ猫とウサギの冬の適温はだいたい同じなので問題なく使えてます。
全体が布の物もありますがこれは柔らかくていいですね。もう一つ欲しいので買おうか検討中です。
Amazonで人気商品はこちら。
定番のあったかペットベッド
定番のドーム型ペットベッドは電気マットを使わなくても自然と体から発せられる熱でドーム内が温かくなります。
残念ながらうちの猫たちは1匹が入るともう1匹が穴からちょっかいを出し、バトルが始まるので使用断念…。
関連記事>>>猫の多頭飼いの7つのポイント。メリットデメリットも紹介。【初心者】
2匹一緒に仲良く入ってくれているご家庭もありました。(羨ましい…)
隙間風対策に!冷気ストップあったかボード
私は大きな段ボールを折って屏風のようにして隙間風対策をしています。あるのとないのとではかなり違います。ただ、段ボールなので見栄えは良くはないです。
ちゃんとした見栄えのモノがいい!という方は下記の商品をオススメします。
▼「ニトムズ 冷気ストップパネル」
もちろん電気は使わないし、置くだけで冷気をシャットアウトできます。人間にとっても暖かく過ごせるアイテムとなります。コスパはかなり良い。
最近100均ダイソーを見回っていたところ、似たような冷気をシャットアウトするアイテムがありました。他にも隙間風防止のアイテムなども充実しています。
▼プチプチ(緩衝材)で窓からの冷気をシャットアウトする方法もオススメです。もちろんプチプチは100均で買えます。
こたくさん #寒さ対策 #100均 で買ってきたプチプチで窓からの冷気を少しシャットアウト(^O^☆♪ ちなみに幅50cm縦5メートルです。ハサミで切ってテープで貼り付け完了\\\\٩( ‘ω’ )و ////ダイソー100均ですがこれ200円です。 pic.twitter.com/mxYlxWfmfo
— こたくさん@ 東京なう (@rankinkin1taxi1) January 16, 2021
「パネルヒーター」は猫・犬・人間兼用できるあったか安全暖房器具
結論として買ってよかった!
人間はもちろん、犬猫にも安全に使えて大変満足しております。自動OFF機能も付いていて猫だけにする留守中も不安材料が消えました。
【補足】危険!もし感電したら?応急処置と予防
猫がパネルヒーターやこたつのコードをかじることは十分にあり得ます。
もし猫がコードをかじって感電した際の応急処置▼
- 猫が電気コードを加えている場合は猫には触らずプラグをコンセントから抜く。
- すぐに動物病病院連絡し指示を仰ぐ。
予防策としてはコードを保護するアイテムなどを活用がオススメです。
冬、猫は膀胱炎・便秘になりやすい!【対策】
冬は猫ちゃんの飲水量が減るため、膀胱炎や便秘が増えてくる季節です。
Q.寒いと猫が膀胱炎になると聞きました。暖めたほうがよいですか?
A. 猫は寒いとトイレを我慢するようになります。部屋を暖めたり、暖かい部屋にトイレをおいてあげましょう!
気温が下がり、寒くなるとトイレに行くことがめんどくさくなるのは猫ちゃんも一緒。実際に冬は膀胱炎や結石などのおしっこトラブルが増加する印象があります。
特に猫トイレを廊下や玄関に置いている方は要注意で、冬はリビングなど暖かい場所に置いてあげましょう。神経質な子の場合は目隠ししたり、部屋の隅に置くと良いですよ。
引用元:「猫の膀胱炎の原因や治療について獣医師が解説します」(外部サイト)
▼対策▼
冬の飲水対策・猫に水を飲ませる工夫をしよう
猫はいくつかの水飲み場を交互に飲む習性があるようですので、水飲み場をたくさん増やしてあげましょう。
私の場合、マロちゃんという茶トラの猫は風呂場の水を飲みたがるので、洗面器にキレイな水を入れて置いてみました。するとエサの隣の水は飲みませんが、洗面器の水だけは飲んでくれるようになりました。
猫ちゃんのクセに合わせていろいろと置き場所やうつわなど工夫してみましょう。
猫が水を飲まない!少しの工夫で飲んでくれます!その方法をご紹介。
まとめ
- 猫はまあまあ寒さに強い。そこまで弱くない。
- 暖房を使用する場合、使用してる部屋してない部屋と行き来できるようにしよう。
- 子猫、老猫さんには暖房器具を使おう。
人間用ではなく安全性の高いペット専用の暖房器具を使うのが無難。 - 暖房器具の感電や脱水症状に注意。
- 冬は猫の水を飲む量が減り膀胱炎や便秘になりやすくなります!
水を飲ませる工夫をしましょう。 - 冬に飾る植物(ポインセチアなど)に注意、猫が食べたら中毒を起こすものもある。
▼管理人の独り言▼
この記事を書いている今はちょうど年の瀬です。猫との一年を振り返りながら感慨深くなる時期です。
私自身、嬉しいこと悲しいこと、腹が立つこと、いろいろとこの一年間で経験してきました。
いつもそばには猫がいました。
猫のおかげで感情が落ち着いたり、癒されたりして助けられました。そんな猫たちとまた年が越せる喜び。
贅沢は言いません。
来年もそんな普通の年であってほしいと願うばかりです。
あ…、普通が贅沢なのか。