猫の肛門横が腫れて破裂しました。
つまり肛門嚢が炎症し(肛門嚢炎)破裂しました。
結論として焦らないでください。
犬猫にはよくある肛門嚢炎という状態でそこまで深刻に考えなくても2週間~1月以内で治っている事例がほとんどでした。(症状のレベルにもよりますが)
動物病院の先生も軽く考えていて私が病院へ連れて行ったときには軽くあしらわれたような感覚も覚えたくらいです。
肛門嚢炎が破裂した猫が今は元気にご飯を食べている姿を見て納得です。
▼肛門嚢が破裂した猫クロちゃん。シニアと言ったらシニアの10歳。
今まで肛門嚢の破裂は一切ありませんでした。体質の変化による分泌物の質が変化か?
いずれにしろ今後も注意しなければなりません。肛門嚢炎の予防についてはこちらをクリック。
【今回の内容】
- うちの猫が肛門嚢炎になった経緯
- 肛門嚢炎が腫れて破裂したあとの猫の様子
- 肛門嚢炎になってパニックになった飼い主がとったNG行動…
- 肛門嚢炎の予防策はある…?
【自然治癒しました!】猫の肛門嚢破裂からの経過報告!
【体験談】うちの猫の肛門が腫れた・破裂前?
時は2024年5月21日、よくお尻を舐めるなーと思っていましたがけっこう子供のころから舐める子だったので気にしていませんでした。
しかし「まさか腫れてる?」とおしりを触ってみると実際腫れていてギョッとして爆速でその日のうちに動物病院へ。
このとき猫の状態▼
- かなりおとなしい感じ。
- いつもよりも長い睡眠時間
- 座る姿勢もなんだか変
- エサはまあ何とか食べる
- 頭、背中を触るとちょっと熱があった
しかしとにかくいつもと違い元気がありませんでした。
最初に行ったかかりつけの病院
最初…ということは、そうです、この飼い主は別の動物病院にも行っています…
かかりつけの動物病院の処置
幸い(このときは幸いと思っていた)
猫の肛門は腫れたままで未破裂だったので動物病院へ行けば絞ってもらって間一髪破裂は免れると思っていました。
しかしそれも手遅れで
もう絶対破裂します
というニュアンスで先生に言われました。
「絞る」だとかの処置は無し。
ここで素人な私は
ふつう絞ってくれるんじゃないの!?
せっかく間に合うように来たのに!!
と、はてなマークがたくさんついている状態で帰路につきます。
で、実際に翌日(5月22日)破裂しました。
処置と診察料
▼かかりつけ病院での処置▼
- 痛み止め、抗生物質の注射2本を打ちました
- 薬などは無し
(合計3500円 この料金は相変わらず助かる…)
破裂後はどうすれば…?訊いてみると…
破裂したら軟膏あるから欲しかったら来て
みたいなニュアンスで言われたので軟膏はあっても無くても自然治癒で大丈夫的な意味合いに聞こえました。
患部を舐めてしまうのが気になることも伝えますと
舐めても大丈夫
とのこと。
カラーをやるのは嫌だったので助かりました。
しかし私はこの適当な(今思えば正しい)診察に納得がいかず後日別の動物病院へ行っています…。
【NG行動】破裂してパニックになってまた動物病院へ行く
私が今回一番に言いたいことは破裂してもパニックにならないでください。
ということ。
パニックになって後悔している私が言っています。
というのも繰り返しになりますが「なぜ肛門絞ってくれなかったのか」納得いかなかった私は別の動物病院に行ってしまいました…。
病院へ行く前に破裂…!
別病院の予約を取ったのはよかったものの、予約時間になる前に破裂してしまいました…。
破裂後の猫の様子▼
破裂前より元気、というかいつも通りの様子になった。
どうやら破裂寸前(?)が一番辛いようで破裂したら逆にスッキリするようです。
だから動物病院へ行く際のキャリーケースに入れるのに苦労しました。
破裂して飼い主の私はパニック(どうにかならないかこの性格…)
別の動物病院での処置
急いで行った別病院で前の病院では絞ってくれなかったと熱弁。
しかし別病院の先生からは
「これは絞るとか絞らないとかの問題じゃない」
と言われました。
ここで素人の私は完全に理解。やっぱり一番初めに行った動物病院(掛かりつけ)のいう通りだったんだー…(二番目の病院のお金節約できた…)
で、そこの病院は高額請求で知られる動物病院で
注射二本と薬十日分で二万ちょっとしました…。
この病院のことは実は過去の記事にも書いております…
【おさらい】肛門が腫れたときと破裂後の猫の様子
▼破裂前(晴れた状態)▼
- 元気ない
- 歩きたがらずにいつもは行かない場所でじっとしている
- かなりおとなしい感じ。
- いつもよりも長い睡眠時間
- 座る姿勢もなんだか変
- エサはまあ何とか食べる
- 頭、背中を触るとちょっと熱があった
▼破裂後▼
一気に元気になった。
どうやら破裂寸前?が一番つらい時らしい。
肛門嚢炎を予防するには
老化や肥満猫ちゃんは詰まりやすい傾向にあるようです。飼い主ができる予防策は以下の通り。
いつも大きな排便を心掛ける
いつも大きな太い排便を心掛ける、すると一緒に分泌物も出るらしいです。掛かりつけの動物病院では新たな餌を勧められました。
▼こちら
「ロイヤルカナン 消化器サポート 可溶性繊維 猫用 500gx3」
サンプルをもらったので与えるとかなり食いつきも良い。この餌にシフトすることも現在視野に入れています。高いですが…
【追記】
「ロイヤルカナン 療法食 消化器サポート可溶性繊維」のサンプルだけでもかなり目に見える効果がありました。
というのもでっかいでっかい便が出たのです。今までに見たことのないような…。
家族は「人間のかと思った」とのこと。(なわけないだろー)
(お食事中の方本当にスイマセン…)
「ロイヤルカナン 療法食 消化器サポート可溶性繊維」は便が非常にもりっと出ることは間違いありません。
というわけで私は500gのものを買って与え続けています。快便すぎます。
肛門絞りは意味が無い?
肛門絞りをしても予防は確実にできないという記事を見ました。
▼こちら
こまめに肛門腺を絞るという手段もあるが、当院においては1か月に一回肛門腺を絞っていたペットにおいても肛門腺破裂が認められたことがあるため、理想のケアを行う日数などは明らかではない。
まとめ
猫の肛門が腫れている状態は「肛門嚢炎」である可能性が高い。
破裂してもパニックになってはいけません。犬猫(特に犬だけど)によくあることなので。治療例などを見てみると比較的治りやすい印象に感じました。
うちの猫の場合も破裂した後はケロッとしてご飯もよく食べて良く鳴きよく動きます。
たまにお尻を気にして舐めてしまいますがそこまで頻繁に舐めません。
完治はしていないのでまた肛門嚢炎の状況をこちらに追記していけたら。
【自然治癒しました!】猫の肛門嚢破裂からの経過報告!
▼「肛門嚢炎」の予防策▼
太い便だと一緒に分泌物も出やすい。
エサを変えるなどをしてコントロールしてみよう。
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