飼っている猫が脱走した!
パニックになりますよね。
くいう私も最近は減りましたが飼い猫が脱走してしまった経験があります。
- 脱走してしまった後どうすればいいのか?
- 猫が脱走しないための対策は?
上記の悩みを解決していきます。私の失敗談もはさみつつご紹介。
結論として、脱走した猫を探し、捕獲する方法は…
猫はそこまで遠くに行っていない可能性があります。
うちの場合、家のすぐそばの用水路とか穴とか、狭く暗い場所に隠れていることがよくありました。まずは家近辺を名前を呼びながら探してしてみてください。
本編で詳しく見ていきます。
猫が脱走した後どうすれば?
現在、私は2匹の猫と暮らしています。2匹とも庭から迷い込んできたところを保護しそのまま飼っている猫です。
元々外で暮らしていたので自宅周辺の地理は多少覚えているだろうと思い、そこまで不安にはなりませんでした。
が、前には車の通る道路もあるのでやはり心配です…。
猫が脱走した後の探し方「案外近くにいる場合も」
- 大好きなエサをもって探す。
特別な時にしか与えない大好きなエサと見つけたときに装着するハーネスとリード持って自宅の周辺を探してみてください。
外に初めて出る猫の場合遠くには行かずに家の近くにいることが多いです。見つけたらエサを使っておびき寄せます。 - 穴や狭い場所を探す。
猫は穴が好きです。用水路などの狭く隠れそうな穴などをのぞいてみてください。 - 名前を呼びながら探す。
結構大事。飼い主の声が聞こえたら反応してくれる場合も。
うちの場合時間をおいて庭から名前を呼んだら「にゃあ」とどこからともなく戻って来たこともありました。
私の場合、周辺を探したらすぐ見つかったパターンもあります。
猫はそこら辺の草を夢中で嗅いでいたので、そのすきに捕まえました。
猫は基本安全な場所、食料の確保できるスペース(=縄張り)から出たいとは思わない動物です。
一歩縄張りの外(家の外)に出たとたんに不安になってしまうことでしょう。
従って外に出た猫はたいてい家(=縄張り)の近くにいます。
猫の餌やリードを持ち、いかにも「猫を探しています」という雰囲気を格好から醸し出しましょう。
ある漫画家さんは猫を探してウロウロしていたら近所の人に警察を呼ばれたというエピソードがありました…。
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元野良猫が脱走した場合すぐに帰ってくるパターンもある
元々野良猫だった猫2匹を室内飼いにした場合の脱走のパターンをご紹介します。
(※どちらの猫も避妊・去勢手術済み)
うちの猫たちの場合、脱走しても一日以内に帰って来てくれました。クロちゃん(2014年生まれ・メス)に至っては、脱走は1度ではなく5.6回していますがどれも2~3時間で戻ってきてくれます。
メスだからでしょうか。(というか脱走させすぎだろ…)
▼このときは怪我なども無く帰って来て庭でリラックス。こっちの気も知らないで…。
(5、6回も脱走されており、帰ってくるパターンは分かっていたので写真を撮る余裕がありました)
▼悪い顔してます…
このあと大好きな缶詰め等でおびき寄せて捕獲しました。
反対にオスのマロちゃんは長かった…。こちらも5回ほど脱走されています…。(だから脱走され過ぎ…)
すぐに捕まったパターンもありましたが、長い時は長かったです。
マロちゃんの場合は若いしオスだからなのか、性格的に好奇心も旺盛だからでしょうか。夜8時くらいに脱走して夜中3時くらいに帰ってきたことがありました。(マロちゃんが2歳のころ)
深夜だったし、とても心配したことを覚えています。
歳、性格、性別にもよると思いますが元外暮らしの猫の場合はこのような感じでした。大変だったたり、すんなり何事もなく帰って来たパターンがありました。
【追記】猫の行動範囲は広い狭い?
イギリスの公共放送BBCと大学研究者の協力の研究結果より、猫の行動範囲は狭いことが分かっています。
オスでも平均すると100メートル程度。
ということはマロちゃん(オス)が長時間帰ってこなかったのは遠くへ行っていたのではなく、一日中狭い範囲をぐるぐると遊びまわっていたのでしょうか?
猫には帰巣本能がある
うちの場合は2匹とも庭に迷い込んできた元外猫なので自宅周りの地理を覚えていたからなのか、すぐに帰ってこられたのかも知れません。
もし旅行先にペットを連れて行ったときや、新しい引っ越し先で脱走したときは話が違ってきます。しかし猫には帰巣本能という能力があり、何日か後に自宅に戻ってきたという話もあります。
これは同じ場所で生活していると動物の体の中には体内時計という時間感覚が生まれます。迷子になった場所の太陽の位置といつも生活している場所の太陽の位置とのズレをなくすように移動すれば自分の家の方向へ進むことができる、と考えられているようです。
猫が脱走して1日たっても戻って来なかったらやること
うちの場合は比較的短時間で帰って来てくれましたが、もし1日たっても帰ってこない場合でもできることを可能な限りやってみましょう。一例をご紹介します。
- 最寄りの警察署、保健所に連絡。
警察へ行方不明を届け出る。近隣の管轄へも届け出たほうが良い。
保護された猫が捨て猫とみなされると保健所などに収容される。
3~7日間以内に飼い主が迎えに行けば処分されずに飼い主の元へ戻ることが出来る。 - 地域猫のお世話をしている方やご近所さんに聞き込みをしてみる。
地域の猫に詳しいので見かけている可能性がある。 - ボランティア団体に連絡。
助けになってくれる場合も。
ツイッターで情報を拡散しているのを見たことがあります。 - 自分のツイッター、SNSでも迷子情報を拡散する。
今の時代使わないと損です。 - 動物病院に問い合わせる。
- 公共施設などに張り紙を貼る。
- 新聞広告を出す。
- 可能なら動物専門の探偵さんも頼ってみる。(※ただし悪質な業者もいるので信頼のおける猫仲間などからの紹介が良いでしょう。)
1年以上経ってから見つかるケースもある
▼こちらの「猫を飼う前に読む本」に載っていました。
希望を捨てることなくチラシに掲載したりネット上での呼びかけが大切のようです。今ではSNSの力は絶大ですから昔よりも探しやすくなっているはずです。
ずっと帰ってこなかった外飼いの猫【体験談】
昔、外と家を行き来できる形で飼っていた猫がいました。キジトラのオスです。ある日突然帰ってこなくなりました。
昔なのでそこまで猫の室内飼いは定着しておらず「猫は外飼いがまあ普通だよね」という風潮でした。
しかし今では猫の室内飼いは常識的な位置づけに。室内飼いはメリットがたくさんあります。飼い主の心配が減るのももちろんですが猫自身が危険な目に合わなくなることが一番大きいです。
関連記事>>>猫の室内飼いはかわいそう?縄張りを持つ猫にとって家の中はストレスフリーだった!
猫が帰ってきた後も注意「怪我やノミ、ダニのチェックを」
帰ってきた後も安心はできません。
ノミやダニはついていないか体のチェックをしましょう。
私の場合はダニをマロちゃんの体から見つけてしまったので、その後動物病院へ行き、駆除をしてもらいました。
ダニは見つけても飼い主が取ってはいけません!
動物病院で取ってもらうのが賢明。自分で無理に取ろうとするとダニの口の一部が体に残ったりしてしまいます。
同居猫と犬用の駆除の薬ももらいました。これがなかなかの出費。
さらにマロちゃんの場合は口元に怪我をしていて大変ショックだったことを覚えています。こちらも一緒に診てもらい、薬をもらいました。
もしかしたら猫同士のケンカなどによる怪我なら病気の感染の疑いもあるかもしれませんので、その後も注意深くマロちゃんの体調の様子を見ました。(その後は体調の変化などはなく大丈夫でした)
医療費の出費も痛いですが、何よりも猫が怪我をしてきてしまうことが脱走時の最悪な出来事です。
この度は軽かったのでまだ良い方でしたが、もしも大きな怪我をしてしまった時は脱走に注意しなかったことを大いに悔やむことでしょう。
従って次は脱走防止についてご紹介します。
【対策】いろんな脱走防止アイデア
猫脱走の根本原因を解決しよう「お部屋の居心地がわるいのでは?」
そもそもなぜ猫は外に出たがるの?
どうしても外に出たがる猫は家の居心地が悪いからという衝撃の事実を本で知ってしまいました。
確かに家が嫌なら外に出たがりますね…。理屈はわかります…が、ショックです…。
単に自分の家の中が単調でつまらなく、そして、快適な寝場所とトイレがないから外に出たがるのです。
家の中にいても退屈せずに、快適で清潔に暮らせるように工夫すればいいのです。マンションで犬や猫と上手に暮らす 金巻とも子(著)より引用
(現在うちはマンション住まいではないですが、いつかマンション住まいになった時のために、と思って一応手に取ってみた本です。マンションやアパート、集合住宅で動物と暮らしたい方におすすめ。)
とにかく家を猫にとって快適に清潔にしたうえで、これからご紹介する念のための脱走防止アイデアを試してみてください。
猫の脱走防止グッズを活用して対策しよう
猫の脱走防止グッズは探してみると結構ありました。見ていきましょう。
猫の脱走防止の工夫「100均グッズでできます」
100均の網で網戸をガチガチ固定。自分の家ではコレ。結束バンドや針金を駆使しています。
昔からある古い網戸は特に注意です。老朽化して破れやすいです。最近の新しい網戸は強度も増していると思いますが注意するに越したことはありません。
うちの猫たちの場合、網戸だけにしていたら破いてそこから逃げ出していたことがありました。
体が大きく、力のあるマロちゃんがまず網戸をぶち破って出た後、それに続きクロちゃんも出ていました。
クロちゃん1匹のみだと破らなかった網戸だったので安心していたのですが…。
簡単便利!1個500円以下の猫の脱走防止グッズを設置しよう
ワンタッチで網戸をロックできる代物を見つけました。「ワンタッチ・シマリ」
私の場合近くのホームセンターで購入しました。「こんな便利なものがあるんだ!」と見つけた時は感動しました。ホームセンターは痒い所に手が届く商品がある穴場と思います。
さっそく設置してみました。
設置というか粘着テープで張るだけです。カンタン!
貼るだけ?なら簡単にはずれそうだな…にゃり…
いいえ!そんなことはありません。
このテープの粘着力はかなり強力です。貼り間違いは許されません、慎重に貼りましょう。
ただ、網戸に関してはこれのみではなくWロックしています。
▼反対側にこのようなロックをしています。
▼押入れも開けていたずらをするので襖に設置してみました。
いい感じです。以前はいちいち両方の溝に突っ張り棒をおいていましたから…。
自分の家の押し入れの襖は二枚の幅が広いためか、ワンタッチシマリはうまく機能しませんでした…。なので引き続き突っ張り棒で押入れ侵入防止をしています…。ざんねん。
続いて押し入れのふすまに設置したのが「あおり止め」▼
襖や柱に穴をあけないといけませんがまあ今のところ侵入防止できています。
もう一つの種類の商品も見つけました。
これはワンタッチではなく2タッチくらい。ワンタッチシマリと比べてちょっと手間がかかります。
100円ショップダイソーでも似たようなものがあるようですが、こちらも2個セットでワンタッチではないらしいです。
他にも市販の猫脱走防止グッズ最近はいろいろと出ているようです。
私もいろいろ試していきたい!
脱走防止柵を利用する(賃貸でも大丈夫!)
さて、今まで紹介してきた猫脱走防止対策はガチガチに針金で固定したりペタっと貼ったりするもので正直賃貸には向かないかもしれません…。
そこで賃貸でも簡単に猫脱走防止のための簡単に取り付けられる柵、ねこ専用脱走防止扉【にゃんがーど】
を利用するものも手だと思います。
猫の脱走防止・日頃から注意すること
猫は外が好きなので極力ずっと窓を開けていてあげたいですが、飼い主が留守にするときは心を鬼にして閉めてから出かけます。留守番の人がいてもです。
その分、飼い主が在宅中はすべての窓を網戸にしてあげています。
同居人や家族が猫脱走の原因だった場合
複雑ですよね…。
うちの場合、実は猫の脱走の原因は私ではなく主に同居している家族が多いです。飼い主の私の不注意の場合がありますが、(最近はなくなりました)同居している家族が窓や玄関の閉め忘れなどをすることが多いです。
しかしここは断言します。
家族(他人)の性格・考え方・クセはずっと変えられないと思った方がいいです。
何度も家族に「猫の脱走に注意してほしい」と言った結果がこれなので無駄だとわかりました。
「人は変えられない、自分が変わるしかない」というようなことがどの自己啓発系の本にも載っていますよね。
自分が変わり、工夫したりするしかないんだ…!と思います。
飼い主の自分ができることを精一杯やりましょう。大丈夫です。今のところうちで同居人の不注意による猫の脱走は前よりはなくなりましたよ。
まとめ
- 猫が脱走したらエサを持ってまず自宅周りを見てみる。(用水路の穴などに入っている場合がある。)
名前を読んでみる。案外ひょっこり来ることもある。 - 元外暮らしの猫はだいたい一日以内には帰ってくる。(私の経験上)
- 猫には帰巣本能がある。
- もし長期間戻らない場合は警察署・保健所などに連絡をする。
- 猫が帰ってきた後も怪我やノミダニなど体のチェックをする。
- 脱走防止の工夫をする。
・猫は家の居心地が悪いと脱走する。猫にとって家を居心地の良い空間にしてあげる。
・網戸を強化する。
・窓、網戸ロックグッズもある。 - 同居人の不注意で猫が脱走してしまう場合は、同居人は変えられないと心得る。
理不尽だが飼い主の管理不足。
※追記※
この記事を書き終わった頃からは脱走は一切しておりません。
行動できる部屋を少なくしたというのもあります。(猫たちには悪いですが…)
そのぶん猫たちにとって魅力的な部屋をつくっていきます。
【参考文献】
ネコの気持ちは「見た目」で9割わかる! (だいわ文庫)
明解!にゃんにゃんクリニック―ネコの暮らしと健康百科
猫を飼う前に読む本: 猫専門医が教える
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