猫に鈴付きの首輪は大丈夫なの?
毎日うるさいんじゃ??
ただし個体差あり。
鈴を嫌がる猫ちゃんもいれば平気な猫ちゃんもいます。
詳しく見ていきましょう。
猫の首に鈴はNG?子猫のころから慣らせばOK
結論としては子猫のころから慣らせばOKです。
ただ、嫌がる猫ちゃんもいるようなので性格を見てあげて合わなければ無理にしないことをおすすめします。
個人的には動物の体には何もつけずに自然体で暮らしてほしいという願いはあります。
うちでは犬にも猫にも何もつけていません。
【鈴をつけるデメリット】猫に鈴をつけると臆病な性格になる?
猫ちゃんの性格にもよりますが、理由としては…
精神的苦痛
猫はもともと神経質で警戒心が強い動物。そのうえ、人よりも鋭い聴覚があるのなら鈴をつけたら一体どんな感覚になるのか容易に想像できます。
常に耳元で鈴が鳴り響く生活は精神的に苦痛以外の何物でもありません…。
人間にとっては「チリン」と小さな可愛い音でも猫にとっては大音量であることを忘れてはいけません。
猫とおもちゃで遊んでいると小刻みに耳が動いて小さな音までキャッチしているのが分かります。
猫は人間にも聞こえない音を聞き取り、例えば20メートル先のネズミの足音をもとらえることができます。
これはやりすぎなのかもしれませんが、うちでは猫がいる部屋にテレビがあるので、テレビを見るときはいつもイヤホンです。
▼以下のデメリットは主に家と外を行き来している猫ちゃんに言えることかもしれません。
狩りがうまくできない
忍び足で獲物に近づかなければいけないところ、「チリン」と鈴の音が邪魔をして獲物に気づかれてしまっては猫としてやってられません。
テリトリーを守れない
猫は自分の縄張りを守るため常に耳を澄ませて警戒する必要があります。鈴があっては耳を澄ますことができません。
このような理由から鈴をつけることで猫にとって行動が制限されてしまい臆病になってしまう、というわけでしょう。
【鈴をつけるメリット】と体験談
ここからは私の体験談です。
私は子猫を庭で保護して里親さんを探し譲渡した経験があります。子猫は里親さんのお宅に連れていき、その場で譲渡したのですが、里親さんはその日のうちに子猫に鈴のついた首輪をすぐにつけていました。
鈴の首輪をつける理由としては居場所を知るためだそう。
たしかに里親さんのお宅はいろんな家具が置いて隠れる隙間がたくさんありました。これでは子猫の居場所がすぐに分からなくなっても無理はないかもしれません。
実際に成猫二匹を飼っている私ですらたまに見失うことがあります…。
子猫ならなおさらなのかもしれません。
そのときに里親さんに「鈴首輪はやめてなんて」言えませんし、成猫の先住猫ちゃんを見たら首輪をしていなかったので子猫のうちの期間限定のことなのだと推測したのでスルーしました。
【余談】牛も鈴をつけている!なんで?
牛が付ける鈴はカウベルと言います。つける理由としては牛の所在を知るため、だそう。そしてベルを付けるのは群れのリーダー牛。
猫の鈴をつけるメリットと同じようですね。
猫と鈴にまつわる寓話
ここで一つ、猫と鈴にまつわる寓話を紹介。
猫から身を守る方法を相談するネズミたちがいました。
猫に鈴をつけたら自分たちネズミに近づいたときにすぐに気づける!
という結論に。
しかし猫に鈴をつける作業は誰もやりたがりませんでした。
【おわり】
まとめ
ただし個体差あり。鈴を嫌がりストレスに感じる猫ちゃんもいれば平気な猫ちゃんもいる。猫ちゃんの性格をよく見て決めてあげてください。
- 鈴をつけるメリット
・猫の居場所がすぐにわかる - 鈴をつけるデメリット鈴をつけることで猫が臆病になる!その理由は…
・精神的苦痛
・狩りがうまくできない
・テリトリーを守れない
【参考文献】
猫がいればそれだけで
【あわせてよみたい】
飼い猫や犬を「ペット」呼びよりも「伴侶動物」のほうがしっくりくる理由。
外と中を行き来させる昔ながらの猫の飼い方から完全室内飼いという暮らしのスタイルが移り変わってきているように。
アニメやフリー素材のイラストであっても猫の鈴を描くのは辞めるべきなのでは。こういう部分から固定概念は形成されるので。