野良猫がきたら2匹の飼い猫が突然凶暴化して本気のケンカをした!
うちで暮らす2匹の猫(そこまで仲良くないがそこまで激しいケンカはしない)たちが庭にきた野良猫を見て本気の取っ組み合いのけんかを始めてしまったのです。
私自身、最近になってこの行動は転嫁攻撃(転嫁性攻撃行動)ということがわかりました。読み方はてんかこうげき(てんかせいこうげきこうどう)です。
転嫁攻撃(てんかこうげき)転嫁性攻撃行動(てんかせいこうげきこうどう)は平たく言えば「八つ当たり」。
本当はその野良猫を攻撃したいけどそこへは行けないから、たまたま隣にいた同居犬や猫を攻撃してしまうようです…。
このような方にオススメの記事です。
- 飼い猫が野良猫を見るたびに豹変する。凶暴化、攻撃的になる。
- 庭に来た野良猫を見ていつもは穏やかな猫たちが本気のケンカをした。
- 転嫁攻撃について詳しく知りたい。
- 転嫁攻撃の体験談を知りたい。どうやって対処したのか知りたい。
- 予防対策を知りたい。
一つでもお役にたてたら幸いです。
【はじまり】飼い猫が外の野良猫を見て興奮!同居の猫や犬に攻撃をした!
ある日野良猫が庭に現れたとき、うちの猫が突然パニック状態になり攻撃的になってしまいました。
いつもはそこまで仲良くないけど、本気のケンカはしないクロちゃんとマロちゃんが本気の取っ組み合いのケンカをしてしまいました。毛が大量に抜けるくらいの…。
前はクロちゃんが同居犬の耳をケガをさせたこともありました。(耳が切れて血が出た)
幸い二つとも病院へ行くほどのけがはではなかったですが、これが留守中に起こったらと想像すると怖いです…。
(留守にするときは野良猫が来ない時間を選んだり、外が見えないような工夫をして外出するようにしています)
関連記事>>>猫が怪我をした!ひっかき傷の応急処置を解説!消毒は不要!【猫同士のケンカ】
凶暴・攻撃的になる理由は転嫁性攻撃行動(八つ当たり)だった
平たく言えば「八つ当たり」。
うちの場合、野良猫が庭に現れると凶暴、攻撃的になります。理由としては、本当はその野良猫を攻撃したいけどそこへは行けないから、たまたま隣にいた同居犬や猫を攻撃してしまうようです…。
他にも突然の音、刺激、しっぽがドアに挟まれたりなどした場合、興奮してこの転嫁攻撃をしてしまうことも。
こちらの本で私は初めて転嫁攻撃を知りました。
【対処方法】転嫁性攻撃行動(凶暴化・興奮状態)になった場合
私のうちの場合、野良猫がきっかけとなり転嫁攻撃が現れるので、その場合の対処はこうです。
- 庭にノラネコの気配、猫たちがザワザワしだしたら早急に2匹を隔離(犬も)。
- 庭に出てちょっとの水を庭や塀の外に撒いておっぱらいます。(野良猫ごめん(T.T))
本当にちょっとの水です。冬は体にかかると冷たいし…。 - 部屋に戻り「大丈夫だよ~」と声を掛けながら2匹をなだめ続けました。
▼注意点▼
- だっこする際も気を付けること。猫は興奮状態なので本気でひっかく可能性が。(私はひっかかれました)厚手の皮の手袋、毛布などで包んで移動させるとよいでしょう。
- うちには小型犬もいます。以前クロちゃんが転嫁行動を起こしたときに犬が怪我を負ってしまいました。耳を着る程度でしたが、大変危険なので同居している動物全て隔離してください。
【うちの場合】転嫁攻撃後のその後の猫たちの様子…興奮してから20分ほどで落ち着いた
野良猫が去った後、2匹とも興奮が徐々に収まるようでした。なだめた時間はだいたい10~20分ほどでしょうか。
興奮が収まった後は2匹とも初めて出会うかのような感じでお互いの体をクンクン臭っています。
このときも飼い主はドキドキしながら2匹を見守ります…。
次の日はいたって普通の状態となり安心しました。この状態が何回もあったり長く続いてしまうと本当に仲が悪くなってしまうようです…。
それだけは勘弁…
【予防対策】転嫁攻撃を起こさないために!
他の犬や猫を傷つける前に転嫁攻撃を阻止したい!
また、野良猫を見るたびにストレスにつながり病気に…という可能性もありますので転嫁攻撃が現れる前に予防できたらいいですよね。
予防策を集めてみました。
普段から猫のストレスを発散させてあげる
- エネルギーを十分に発散できるように猫と体を動かして、できれば毎日遊んであげる。
- 爪とぎを置く。複数置く。
(猫によっては段ボール素材では物足りない場合も。猫の体格、力加減を見てあげて合う爪とぎを探してあげましょう。) - 運動できるスペースを確保。キャットタワーを置く。
ストレスを普段から発散させたり、安心できる場所(キャットタワーのてっぺん)を増やしてあげることによって精神が安定し、攻撃的になることが減り、攻撃的になったとしても軽度で済む可能性があります。
転嫁攻撃となる原因を取り除く・猫避け【100均でそろう】
うちの場合は野良猫が転嫁攻撃のきっかけとなってしまうので、庭に来る野良猫対策をご紹介します。
飼っている猫、野良猫にとって危険性のないものを選びました。あくまでも野良猫退治ではなく寄ってこさせないように転嫁行動を引き起こさないため、お互いが穏やかに暮らせるようにする策です。
野良猫(外)が見えないように目隠しをする
段ボール、ピクニックシート、ブルーシート、サンシェード等で窓と言う窓を目隠しする。
どれも100均でGETできます。
雨戸があれば雨戸を閉める。
これはうちでもやっています。効果あります。暗くなってしまいますが。ただ猫は嗅覚、聴覚に優れているため雰囲気で察知される場合も…。
うちの場合、音や雰囲気を察知しても転嫁行動までには至りませんでした。
▼ダイソーのブルーシートで窓を覆って目隠ししています。カッコ悪いですが仕方ありません…。
主に夕方や夜に野良猫が来ることが多いのでその時間帯だけこのような状態に。朝になったらはがします。
100均ダイソーのブルーシートは正直薄くてチープ。しかしそこが逆に良いです。軽いので洗濯ばさみでもとめやすい。若干ワッツのブルーシートの方が少しだけ厚い気がしました。
▼ちなみにこちらは100円ショップワッツで追加購入したブルーシート。ダイソーのブルーシートと同じサイズの2畳分でした。
名称:ブルーレジャーシート
価格:税込み110円
サイズ:2畳分(1.8m×1.8m)
画像のブルーシートは洗濯ばさみで留めていますがシートを固定する方法はほかにもあります。ダイソーで見つけた便利アイテム「吸盤クリップ」税込み110円▼
窓の目隠しのほかにも日差し除けとしても使えて便利です。
▼目隠しシートもオススメです。こちらは100均ダイソーのもの。模様の種類も今や豊富です。不透明の物を選びます。
▼私が購入したのはコチラ。比較的右のシートは効果的に目隠してくれます。
▼こちらが右のシート。使用例の写真よりも曇っています。
後から剥がせます。
カカシ(猫おどし)を設置する
うちの場合は100均ダイソーでみつけた黒猫のカカシです。目の部分がビー玉で微妙に光るのも効果的なのかも。
ちょっと効いている感じがしました。設置してから野良猫が来なくなりました。(が、完全ではありません。効く猫効かない猫もいるようです)
▼Amazonでもありました。なんか可愛くないですが要は効果が大事。目部分のキラキラが個人的にはポイントだと思います。
猫侵入防止トゲトゲシートを敷く
塀に設置したことがありますが風で飛ばされました。しっかり固定する必要があります。今やとげとげシートはダイソー、ほかの100均でも容易にゲットできます。
スプリンクラー
余裕があるお宅は常にスプリンクラーを動かしておく手もありますが、野良猫が出る時間帯を見計らってスプリンクラーを動かしておくことで野良猫が危険区域として判断し、今後来なくなる可能性があります。
Amazonで700円台の物がありました。▼
水鉄砲も有効。
野良猫が現れたら水鉄砲を猫の体に直接かからないように噴射。
猫が逃げる方向を考えて安全な(道路側でない方に)逃げるように噴射してください。猫は無我夢中で逃げるので道路に飛び出してしまい危険です。
猫避けの薬剤・スパイスを使う
あくまでも猫を傷つけないものがよいです。ダイソーでも販売があります。猫を飼っている身として個人的にあまりお勧めはしません。
クローブ
ダイソーの「臭いで寄せつけない!猫 約60日」というものがあります。はおそらく猫の苦手なスパイス、クローブを使用していると思われます。(クローブは正露丸の臭いがします)
Amazonではクローブ単体を購入することもできます。
木酢液
も有効ですが使い方には注意。使用するなら毒性の低いタイプ、つまり
「木酢タール」「木酢原液」が使われていないものを使用してください。
(参考サイト:ねこちゃんホンポ)
家の中の猫たちに触れない場所、ニオイなどが家の中に入ってこない場所に設置するべきです。
猫の転嫁性攻撃行動に効く薬を使用する
転嫁攻撃で生活にも支障が出てしまったり、困り果てている場合は薬の使用も考えるべきかもしれません。たとえば精神安定剤、フェロモン製剤などです。
しかし副作用の心配や肝臓への負担もあるため、ある程度の対策をすべてやってみてからの最終手段として試みることをオススメします。
まとめ
対処方法
- 毛布にくるんで多頭飼いのねこちゃんならそれぞれ隔離して。
- おちつくまでそっとしておく。
予防対策
- いつでもストレス発散させてあげる。毎日遊んであげる。
- 転嫁攻撃の発端となる原因を取り除く。(野良猫除けを施す)
うちの場合は庭に来る野良猫だったのでその場合は目隠しやカカシがオススメ。
100均ダイソーのブルーシートが窓隠しにはピッタリ。
カカシも100均で売っている。
いきなり転嫁攻撃に遭遇した人はとても驚いて、いつもの猫ちゃんじゃないことに恐怖を覚えるかもしれません。私がそうでした。
でも大丈夫。いろんな予防策もあるし、環境で変えられます。一緒に工夫して猫ちゃんライフを充実していきましょう。