自己肯定感を高めてより良い人生を送りたい!
そんなあなたにご紹介したい本はこちら。
「自己肯定感が高まる脳の使い方」(中野信子著)です。
現代は情報社会、正直表面的に知っていたこともありましたが、私の場合はあくまでも表面的でした。
中野先生の説得力のある説明で今回深く頭に刻み込まれました!
そしてスラスラ読めることも魅力の一つ。
本来は超難解な脳科学の情報を中野先生の語りかけてくるような文体で心地よくスラスラと頭に入ってきます。
本のレイアウトも読みやすい形です。見開きで語録がドーンと大文字で書いてあって詳細な情報が横にあるスタイルです。
各章で私が感銘を受けた部分を紹介していきます。
目次
第1章 脳をしつける
第2章 ネガティブな感情を生かす
第3章 自己肯定感の低さがもたらすもの
第4章 他者を想うと脳はよろこぶ
第5章 脳が「整う」と運は良くなる
第6章 人はいつでも変われる
希望を感じる目次で読む前からワクワクしてきますよね。
自分の嫌いな部分をポジティブに変換しよう【第1章 脳をしつける】
自分の「嫌いな部分」を客観視できるからこそ、それを修正することで成長できて、自己肯定感につながっていくのです。
やってみました。
例えば私の嫌いな(ネガティブ)ポイントはこちら▼
ただこのような性格で助かったことが一つあります。
ある団体(のちに悪質な宗教団体と分かりました)にのめりこまなかったことです。
「自分を変えたい!」などという気持ちで団体の輪に入るよりも「新しい場所・人怖い」というネガティブな性格が勝りました。結果、その団体に深く関与することを避けれたのです。
「引っ込み思案、なかなか新しいことに踏み出せないこと」は決して悪いことではないなあと感じました。今思えば。
慎重さがあるとも言えます。
こんな感じでみなさんも過去の出来事と照らし合わせて自分のネガティブな部分をポジティブに変換してみてください。
1万時間の法則【第2章 ネガティブな感情を生かす】
出発点にちがいはあっても、同じ目的地にたどり着くのは不可能ではない
たいていのことは1万時間の練習すればプロやそれに近い場所まで到達することができるという法則のことです。
だから1日5時間の練習をするとしたら約5年半かかるということ。
長いでしょうか、短いでしょうか。
それよりも1万時間さえかけたらプロになれる(極端な言い方ですが)と思えばめちゃめちゃ希望になってきませんか。
単純かもしれません、甘いかもしれません、途中ぶ厚い壁に阻まれるかもしれません。でもこの言葉を愚直に信じていけばやり続けることができるなあ、とシンプルに感じました。
同時にこのことわざも思い出しました。
「雨垂れ石を穿つ」(あまだれいしをうがつ)
力は足りなくても根気よく何度も繰り返しやれば最後には成功する意。
好きなことわざの一つです。
身なりちゃんとしていますか?【第3章 自己肯定感の低さがもたらすもの】
自己肯定感の低い人はたいてい身なりに無頓着
ドキッとしました。さすがに遠くへ行くときはちゃんとします。しかし近くのスーパーコンビニはジャージとか猫の毛のついたパーカーとか着ていきがち…。
このことから自己肯定感を高めるシンプルな方法として外見(や姿勢)を変えることを中野先生は勧めています。
これなら簡単に出来そう!
【余談】道端で声を掛けられる人は自己肯定感が低い!?
余談ですが町で道を尋ねられたり写真をお願いされたりする人の特徴として恰好がダサい、トレンドではないという説があります。(あくまでも説です、レオナルドディカプリオのような一流俳優も一般人から道を尋ねられている例があります)
つまりさっきの例から連想すると…
(ちょっとこじつけかもしれませんが)
恰好がダサいことで自己肯定感の低さを無意識的に感じ取り「自分のお願い(道を尋ねたり写真を撮ってもらうこと)もやすやすと引き受けてくれそう」と思うのでしょうか。(ディカプリオは自己肯定感高そうだが)
あくまでも憶測ですが。
ブランド物を身に着けよう【第3章 自己肯定感の低さがもたらすもの】
身なり関連でこちらも紹介させてください。
ブランドの力を活用して、自分自身をブランドに変えていく
つまり「虎の威を借りる狐」と言う感じ。
でも最初だけです。
最初はブランドの服などを身に付けますが自分もそのブランドに見合った人間になっていく。というか、最終的には自分がブランドになりましょう、という話。
ようやくブランドと釣り合う自分になった頃にはブランドの装飾は外していく。なんともかっこいいやり方。
嫉妬の感情はデメリットでしかない【第3章 自己肯定感の低さがもたらすもの】
他人の不幸を願っていると、記憶を貯蔵する「海馬」が委縮する
つまり人の不幸を願うと記憶力が悪くなります。
人の不幸を願うことや悪口は良くないことだとは皆さんも理解していたとは思いますが、まさか記憶力にまで影響を及ぼすなんて思いもよらなかったと思います。
確かに人間ですから嫉妬や陰口を言いたくなるときはあります。しかし今回知ったこの事実「嫉妬や悪口なんかデメリットでしかない、百害あって一利無し」ということを頭に入れておけば大丈夫。
世界中の人々がこの本を読んで情報を共有出来たら世界は平和になるなあ…
コスト0円で脳をよろこばす【第4章 他者を想うと脳はよろこぶ】
良い妄想をするだけで、脳はよろこびを感じる
つまり、良い妄想をするだけでやる気や生きる意欲が高まるドーパミンが分泌されます。
恋愛の相手を想像してドキドキすることが一番に挙げられていますが、他にも自分の良い妄想をしても脳はよろこびを感じるようです。
▼例えば…
- ダイエットに成功して細身のジーンズを履きこなしている自分
- 英語をペラペラしゃべっている自分
- 試験に合格した自分
など成功している自分を妄想してさらに他者から称賛を浴びている自分を想像します。これによりドーパミンがどんどん分泌されます!ウソのような本当の話。
簡単にできるから毎日の生活の一部に取り入れたい。
しかも頭の中で完結、お金がかからない!
こんなにイイことってありますか?
言語性知能を鍛えよう【第5章 脳が「整う」と運は良くなる】
勝率を高め
運を引き寄せるには、
「言語性知能」を鍛えていく
知能には大きく
- 言語性知能
- 非言語性知能
があります。
1.言語性知能…記憶のデータベース部分。
読書や学習で身に付けた知識を指す。いつからでも鍛えることができる。
2.非言語性知能…「地頭」とよばれるもので生まれつきある程度決まっている。
伸ばすことは難しいと言われている。でも鍛えることはできる。
言語性知能の鍛え方
「言語性知能」は何歳からでも伸ばしていくことができるため、より良いアイデアもいつからでも生み出せます。
年をとったからといって、あきらめる必要などありません。
「言語性知能」を鍛えるもっとも有効な方法として読書が挙げられています。
- ジャンルは問わない・好きなものを読もう
- 自主出版などではなく編集者を通した本屋で購入できる本がオススメ
ほかにも「言語性知能」を鍛える方法としてこちらもあり。▼
- 映画
- 音楽
- 他人とのコミュニケーション・交流
ただ漫然と映画を観たりするのではなく意識することが大切。
しかしやっぱり手軽にできるアクションに相反して大きなものを得られる読書はコストパフォーマンス最強と言えます。
名のある先生の講義を安価な価格で拝聴できるようなものですから。(図書館なら無料!)
目標を「忘れない」【第6章 人はいつでも変われる】
自分の目標を「忘れない」
世の中の「目標を達成できる人」と「できない人」の違いは途中でやめるか辞めないか、ただそれだけです。
先に紹介した「1万時間の法則」にもつながります。
細かく言えば常に目標をもち、意識しすることでそれにまつわる情報や人脈もつかめます。カクテルパーティー効果ともいいますね。
目標を常に意識して生きていきたい。
張り紙も背景と化してしまうし、
肌に彫るとかしたらいいのだろうか?(ヤメテ)
まとめ
▼自己肯定感が高まる脳の使い方はこれ▼
- 自分嫌いなところをポジティブに変換する
- 1万時間費やせばその道のプロ(に近く)になれる
- 身なりをきちんとする。自分のためにきちんとした服を着る
- ブランドの力を借りるのもあり
- 嫉妬、他人の不幸を願うことは百害あって一利なし
- 成功を妄想することでやる気と生きる気力がわく
- 言語性知能は読書で鍛えられる
- 目標を「忘れない」目標を意識して毎日を生きよう
大変収穫のある本でした。もっと知りたいという方はぜひ実際に手に取ってみてください。
▼こちらもオススメ。