とても神秘的で美しい猫。
でも猫ってどこからきたのでしょうか?猫の先祖は?考えるといろいろと疑問があふれてきます。
大好きな猫のことをもっと知りたい。
というわけで猫の歴史を今回は探っていきたいと思います。
猫の起源
猫は中東北アフリカに生息するリビアヤマネコを飼いならしたものといわれている。野生の猫でネズミや鳥を捕食している。
世界で一番最初に猫を飼った人は?
ズバリ、西アジアの人。
猫の祖先のリビアヤマネコは西アジアからアフリカに分布しています。その中の何匹かが人家近くに住みつくようになり、飼うようになったという説があります。
【豆知識】アビシニアンはリビアヤマネコに似てる?祖先の名残のある品種
こちらがアビシニアン。
アビシニアンには祖先であるリビアヤマネコの特徴を残しているといわれています。エチオピアから持ち帰った猫をイギリスで改良し、アビシニアンという品種を作りました。
確かにワイルドな感じがしてカッコいい猫ちゃんです。
いつから猫が飼われるようになった?
エジプトのピラミッドから多数のミイラがみつかっていることより一万年前から人間と猫が暮らすようになったと考えられています。
食料を守るためネズミ取りのために猫を飼い始めたと考えられています。
かわいくってネズミもとってくれる猫はとっても愛されたと思うよ!
猫をめっちゃ大切にしたエジプト
聖なる動物としてとても大切にされた猫。
というのも、エジプト神話にでてくる女神バステトは猫の姿をしています。(体は人間で頭は猫のものもある)女神バステトは国王ファラオや国民を悪霊や災いなどから守る神として考えられていたからです。
死んだ後も大切に扱われました。永遠の命を保ち続けるため死んだ猫はミイラにされました。ルーブル美術館で猫のミイラを見ることが出来るようです。
猫はどうやって世界に広まった?
古代エジプトでは猫の持ち帰りは禁止でした。
そんな中、フェニキア人という地中海各地で貿易をしていた人が猫を貿易がてら持ち出しました。
それがきっかけでヨーロッパ各地に広がった。
ネズミを退治してくれる猫が欲しくてたまらなかったのでしょう。
猫はいつどうやて日本にやってきた?
猫は昔から日本にいたわけではありません。
ズバリ、奈良時代中国から船で来ました。
詳しくは、猫は中国から仏教とともに伝来してきたと考えられています。中国から大事な書物を船で運ぶ際にそれらをネズミから守るため猫も一緒に乗せたようです。
平安時初期の宇多天皇御記に中国から黒い唐猫を飼っていたことが書かれています。これが最も古い記録と言われています。
【追記】猫は奈良時代より前からいた!?(2020.6.28)
日々猫に関する本に触れていると、猫が日本にやってきた時期に新たな真実が。
といっても猫好きの皆さんなら「もう知ってるよ!」という情報かもしれませんが…。
2007年兵庫県姫路市、見野古墳(みのこふん)から発掘された陶器(須恵器※)に猫の足型がついていたというのです。
陶器の作られた時代は奈良時代の前、飛鳥時代と判明したことで猫は飛鳥時代からすでに人間と暮らしていたのかも?ということになります。(※須恵器=すえき と読みます)
さらに、2008年、長崎県壱岐(いきのしま)カラカミ遺跡から猫の骨が見つかりました。見つかった猫の骨は弥生時代のものと鑑定されたようです。
え、ぜんぜん奈良時代じゃないじゃん…
でもそんな昔から猫と人間との生活があったなんて、なんだかロマンを感じます!どんな餌を与えてどんな生活をしていたんだろう?
それにちょっと話は逸れますが、弥生時代や飛鳥時代なら自動車は当然無い時代だから猫を巻き込む交通事故なんかなかったんだろうな、と思うと羨ましくもあります。(奈良時代でもそうか)
だからでしょうか。
私自身、自動車免許は持っているけどあんまり好んで乗りません…。
歴史は更新されますね…。このブログの昔の記事たちも随時追記などしていきたいと思います。
まとめ
- 猫の起源はリビアヤマネコ。
- 約一万年前から猫はエジプトでネズミ取りとして飼われた。
- 日本では奈良時代、中国から猫はやってきた。
2007年~2008年の新たな発見では飛鳥時代、弥生時代から既に猫はいたのでは?
猫という生き物が存在して、日本にきてくれて心から嬉しいです。