猫が舌を出して眠っている姿はなんとも可愛いものです。
同時に悟りを開けそうな感覚にもなるのは私だけでしょうか。
でもどうして舌を出して眠るのでしょうか?もしかしてうちの猫っておかしい?
大丈夫です、おかしくないです。
結論としては…
- 猫の体がピクピクしているときはレム睡眠(浅い眠り)
- 猫が舌を出し寝寝るのは単なるしまい忘れ
大抵はこのような理由です。
さて今回はそんな猫の眠りについての雑学を集めてみました。うちの猫たちの写真と共に詳しく見ていきましょう。
猫の平均睡眠時間は16~20時間
まずはじめに、同じネコ科のライオンの睡眠時間は14時間ほどです。
そもそも動物は必要最低限のことをする以外の時間は寝て過ごすようにできています。獲物を捕まえるための体力の温存、うろうろすることで危険な目に合うことを避けるためです。
したがって、猫が野生のライオンのように自分の食事を自分で狩って食べるという生活スタイルなら睡眠は14時間ほどでしょう。
しかし飼い猫だと、エサを飼い主からもらって終わり。よっておよそ16~20時間は眠っているようです。
よく寝る→「寝子」→「猫」となったという説も!
眠っているとき体がピクピクするのはレム睡眠中
のっけからホラー画像を見せてしまいすみません。
ヒゲ、目、口、体と全てがピクピクして寝ているときのクロちゃんの顔を撮りました。これは猫だけではなく犬にも見られますよね。
猫も人間と同じようにレム睡眠とノンレム睡眠を繰り返します。体がピクピクしているときはレム睡眠中です。
ノンレム睡眠:レム睡眠とはちがい深い眠りのこと。脳も休息状態にある。
ときには寝言を言う場合も。
ちなみに、警戒心の強い猫は浅い眠りのレム睡眠が多いようです。
飼い主的にはもっと安心して深い眠りをしてほしいですが…。
また、ノンレム睡眠の時、猫は丸まって寝ることが多いようです。これで見分けてみましょう。
ありました▼ノンレム睡眠だと思う。俗に言うニャンモナイトです。
私はこのニャンモナイトをみると猫の首当たりをコチョコチョ~としたくなります。
舌を出したまま眠るのは温厚な猫に多い・大抵ただのしまい忘れ
猫が舌を出しっぱなしにして眠っている姿は可愛いですよね。
▼自慢の最高の一枚です。マロちゃんが子猫のころの写真。
▼今のマロちゃん。性格変わりません。相変わらずかわいこちゃんです。
でもこれってどこか体が悪いのでは?
ご安心を。多くの場合はしまい忘れのようです。
毛づくろいの途中、びっくりしたときにも舌を出したまま静止しますよね。また、毛づくろいで舌が疲れてしまい忘れもあるようです。
猫は前歯が小さいため口を閉じていても隙間ができやすく舌が出やすい構造となっています。
ちなみにうちの猫二匹のうち、舌を出して寝るのは茶トラのマロちゃんのほうが断然多いです。
どうやら温厚な性格の猫ちゃんは舌を出す確率が高いようです。たしかにマロちゃんは温厚な性格でめったに噛まないし、何を考えているかわからない猫です。(茶トラ柄の猫は温厚ともいうし)
仰向けで寝るのは警戒心がなく安心している証拠
急所であるお腹を出して寝るということは安心しきっている証。
飼い主として嬉しいですよね。存分に仰向けで寝てほしいです。
夏場に多いかな。
飼い主の上で眠りたがるのは飼い主の鼓動を感じたいから
これは冬に良くあります。
首に乗っかってきたり股の間にすっぽりと収まるやつ、あれは身動きが取れなくなるのでトイレに行けない。
どうやら胸の上や股の間は飼い主の鼓動がしっかりと感じられ安心できるようです。(え、股の間も?)
同じ寝相は仲良しの証拠!
シンクロ寝(同じ寝相で寝ること)は仲良しの証らしいです。
うちの二匹もしてました。シンクロ寝。▼
ちょっと写真が小さくて見えにくいですが、おそらく顎を後ろ足に乗せて同じ格好で寝ています。
向きも一緒。
▼こちらもシンクロ!同じベッドの上で寝ること自体もちょっと珍しいです。
うちの猫二匹は普段一緒に寝たり、舐めあったりということは絶対にしない仲なのですが、実はそこまで仲は悪くないのかな??と思ったり。
関連記事>>>猫の多頭飼いの7つのポイント。メリットデメリットも紹介。【初心者】
嬉しい光景でした。
まとめ
- 猫の平均睡眠時間は16~20時間
- 猫の体がピクピクしているときはレム睡眠(浅い眠り)
- 丸まっているときはノンレム睡眠(深い眠り)
- 猫が舌を出し寝寝るのは単なるしまい忘れ
- 飼い主の上で寝たがるのは鼓動を聞いて安心したいから
- 同じ寝相は仲良しの証拠
眠っている猫の姿はなんともかわいいものですが眠りすぎはやっぱり飼い主的に心配になります。
もうちょっと毎日激しく遊んであげようと思いました。
個人的には野生のライオンでも14時間も眠っているということを今回知って意外でした。14時間はグーたら寝てやるときゃやる。…ギャップが激しいですね。
【参考書籍】