マロちゃんの肛門がなんかお酢くさい!
▼マロちゃん(♂4歳)
今までこんなにおいしなかったのに!
と、一時パニックになりましたが調べていくうちに原因は「肛門腺」と言うことが分かりました。
以前から肛門腺という言葉は知っていたし、肛門腺のにおいもクロちゃんで知ってはいました。
しかしこんなお酢みたいなにおいではありませんでした。
ところが盲点がありました。
肛門腺のにおいは個体によって違うようです!
これを知ってちょっと安心。
病気じゃなかった、よかった~
今回は猫の肛門腺について深掘りしていきます。
「肛門腺」とは?
肛門腺は猫の肛門の4時と8時の位置にあります。
猫の肛門が臭い!興奮すると「肛門腺」から分泌液が!?
結論として
通常、肛門腺の分泌液は排便時に自然と体外に出ます。
そのほかにも、肛門腺の分泌液は猫ちゃんが極度に甘えるときや興奮したときに出ることがあるようです。
通常分泌物は、興奮した時や排泄時・激しく吠えた際などに排出されます。分泌物の形状は個体差があり、さらさらしたものやドロッとしたもの等様々です。
引用:綾部動物病院ホームページより
※肛門腺は犬にもあります。
マロちゃんは暴れた直後ににおっていました。
【補足】マロちゃんは散歩が待ちきれずに暴れます。
肛門腺のにおいには個体差がある!
肛門腺のにおいはクロちゃんで知ってはいました。
表現するのは難しいですが「いいにおい」とは言い難い、どっちかというと「不快なにおい」…しかし「なんだかクセになるようなにおい」なのです。笑
マロちゃんに関してはお酢のようなにおいだったので
なんか体が悪いのか?
なんて思ってしまいました。
しかし調べていくと肛門腺の分泌液のにおいや色、などは個体差があるようです。
これを聞いて一安心しました。
人間のにおいもそれぞれですからね。
肛門腺を詰まらせる子もいる
先述したように、通常、肛門腺の分泌液は排便時に自然と体外に出ますが、
この場合は肛門腺を定期的に絞ってあげる必要があります。(肛門腺絞り)
比較的に犬はよく肛門腺を詰まらせるようです。
確かにうちの犬Pちゃんも以前詰まらせて肛門腺が炎症(肛門嚢炎・こうもんのうえん)を起こし、破裂した経験があります…。
その後はエリザベスカラー生活となりました…。
▼排出されにくい子の特徴
- 水分不足
- 運動不足・運動嫌い
- 高齢(分泌液が硬くなり排出されにくくなる)
獣医さんに訊いてみた
掛かりつけの獣医さんによると、肛門腺を詰まらせないようにするには
大きな便が出れば大丈夫。
とのこと。
大きな便と一緒に肛門腺の分泌液も排出されるようです。したがって繊維質の多いフードを与えると良いそうです。
【対策まとめ】肛門腺を詰まらせないようにするには
- 水を飲ませる工夫をする
- 運動させる
- 肛門周りを清潔にする
排泄物が付いていたらペット用ウェットティッシュで拭く、シャワーで洗う、などのケア - 繊維質の多い餌を与えて大きな便を促す
高齢の場合は定期的に肛門腺を絞るなどの対策がありそうです。
肛門腺を絞る必要のある子、ない子、どのように見分ければいい?
▼以下のようなしぐさが見られる場合は肛門腺絞りが必要か、それ以外の体の異常があるのかもしれません。
かかりつけの獣医さんに相談してください。
- しきりにお尻を気にする・舐める
- 床にお尻をこすりつける
- お尻歩きをする
肛門腺絞りを動物病院でやってもらう場合はどこで?料金は?
上手く肛門腺から分泌液を排出できない子は「肛門腺絞り」と言って人の手で排出してもらう方法があります。
ペット用美容院や動物病院でやってもらえます。
だいたい500円前後でやってもらえるそうです。
肛門腺は何のためにある?
肛門腺からでる分泌液の役割はちゃんとあります。
例えば以下のようなことです。
- マーキング
- 他の猫とコミュニケーション
まとめ
- 猫は肛門に「肛門腺」(「肛門嚢」ともいう)という分泌腺があり、ここから臭い分泌液を出す!
- 肛門腺の分泌液のにおいや色、などは個体差がある!
- 肛門腺の分泌液は排便時に自然と体外に出るが詰まらせてしまう子もいる
その場合は定期的に絞る必要がある - 肛門腺の分泌液は猫ちゃんが極度に甘えるときや興奮したときに出ることがある
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