うちでは「アカヒレ」というメダカのような小魚を屋外で飼っています。
▼アカヒレ
▼屋外の飼育環境はビオトープです。
飼育のきっかけはボウフラ対策です。
どうしても水の溜まる石臼がありました。(写真中央)倒すにしても重くて難しい。そこでいっそ水を溜めてアカヒレを解き放ちました。
結果、しっかりとボウフラを食べてくれて効果を発揮してくれています。彼らはの食欲は見ていて気持ちの良いくらいです。
うちの場合アカヒレたちは屋外の石臼で生活してもらっていますが脈々と世代交代も行われているらしく一度もアカヒレがいない状態になったことがありません。もう10年以上は石臼にアカヒレがいる状態です。
ある意味その恐ろしいほどの繁殖力に脱帽です…。
正直全く手がかからないと言っても過言ではない丈夫なアカヒレ。非常に飼いやすいです。ビオトープで飼育するなら基本、水替えは不要なのでさらに手がかからない。
ボウフラで困っている方、純粋に生き物が飼いたい方にオススメです。
が、何ものにも代えがたい 「命」を育てることとなりますので、ずっとお世話をする覚悟をしたうえでご決断ください。加えて最低限のアカヒレの知識や飼い方を知っておきましょう。
▼今回の内容▼
- アカヒレとは
- アカヒレを飼ってみた感想・体験談
- アカヒレの魅力
- アカヒレはどこで買える?
アカヒレとは
アカヒレの特徴や入手方法を解説していきます。
アカヒレとは?(何の仲間?原産国など)
- コイ科の淡水魚
- 体長:約3~4cm
- 平均寿命は3~4年
- 原産国:中国
- 水質:金魚と同じ。
水道水を一晩おいた水(弱酸性~弱アルカリ性) - 水温:15~25℃
屋外でも飼育可能 - 丈夫で飼いやすい
- 繁殖も簡単
- ネオンテトラと見た目が似ているため代用品として扱われていた時代もあった
- フィンスプレッディングという威嚇行動をする
- アカヒレは細かく言うと4種類いる。
アルビノのようゴールデンアカヒレなど。ちなみにうちで飼っているのは普通のアカヒレです。 - 「パイロットフィッシュ」としても人気のアカヒレ
「アカヒレ」は「コッピー」?
「アカヒレ」「コッピー」という別名で小さな瓶に入れて販売されていた時代もありました。
西友で見かけたことがあります。
昔は「生餌」としての利用が主だった「アカヒレ」でしたが「コッピー」の名で売り出されてから観賞魚として人気を博したようです。(コップでも飼育できるから「コッピー」だそうです)
販売元は「ぶらっさむ」と言う会社で今はもうありません。
西友の他にオシャレな雑貨屋さんでビン詰めにされた小さなクラゲと一緒に瓶詰めされたコッピーが売られていました。(結構昔の話)
今の時代では動物愛護の観点からもう見かけることは無いかもしれません。ただ似たようなものは楽天市場でありました。▼
やっぱり窮屈そうに見えます…。
先述したようにコップでも育てられるからコッピーと言われているくらい丈夫な魚ではありますが
やはり大きな水槽や水連鉢で買うべきだと思います。
アカヒレはどこで買える?
私はペットショップで購入しました。かなり安かった記憶がありますが覚えていませんスイマセン。
現在だと例えば「チャーム」楽天市場店の価格は50匹で1620円(+送料)1匹32.4円。(2023年3月13日時点)
(熱帯魚)アカヒレ Sサイズ(50匹) 北海道・九州航空便要保温
生餌として販売されていることもあってお安く手に入ることが多いと思います。
アカヒレの飼い方
アカヒレの飼い方(ビオトープがオススメ)
屋外ならビオトープを作ってアカヒレを飼うことがオススメです。ビオトープと言ってもここでいうビオトープは簡単に水連鉢などで作れるものを指します。
▼ビオトープとはこのような小さな生態系の楽園といったところ。
▼うちもビオトープです。
自然の力でなんだかんだ済みますので管理が楽なことが魅力。そしてなにより勝手に生えたり増えたりした苔や水生植物とその中で泳ぎ回る生体に癒されます。
▼勝手に生えた味わい深い苔
水連鉢でビオトープは作れます。
一から自分でやって記事にしていきたいですがとりあえずは杜若園芸さんの「はじめてでもカンタン!ビオトープの作り」のページを参考にしてみてください。
動画(YouTube)だと「こっさんch」がオススメです。100均やホームセンターの安価なアイテムでビオトープの作り方を動画で分かりやすくレクチャーされています。
【体験談】個人的屋外(ビオトープ)での飼い方
アカヒレは屋内(水槽)や屋外で買える魚です。冒頭でもお伝えしましましたが。うちではずっと屋外の石臼でアカヒレを買っています。
▼数えたことないですが結構います。
水温調整なども特にしていません。エアレーションなどの機材も一切使用していません。
夏はいい感じに影になるのでそこまで水温も上がらないのでほったらかしです。夏はボウフラが多くなるので餌は少なめ。
冬もそのままで越冬してもらって餌は無し。水面が凍っても氷の下で生きてくれていました。
春暖かくなってきたら餌をあげます。(最近は2月下旬ころから餌を与え始めています)
と言う感じです。
アカヒレと一緒に飼える魚(混泳)
ネット内の情報ではアカヒレは攻撃性もなく温和な性格なので比較的どの魚とも相性はいいとのことでしたが…。私の感覚ではアカヒレだけで飼うのが良いかなと思いました。
実は以前アカヒレとメダカを一緒に泳がせていました。しかしいつのまにかメダカがいなくなりました。
原因は不明…。
またこんな心配事も。
アカヒレはシュッシュッと素早い泳ぎをする一方でメダカはヨチヨチ泳ぎます。そのためお互いのリズムも狂うしアカヒレがメダカにぶつかって双方怪我しないだろうかとか心配でした。
【体験談】アカヒレを飼ってみて【感想】
- 飼育が簡単
- 屋外で買える
- 死なない(丈夫)
- すぐ増える(繁殖が簡単)
身近な観賞魚でほとんどの方が飼育経験のある魚と言えば「金魚」。
しかし金魚は意外と手がかかることは飼ったことがある方なら身に染みていることでしょう。
金魚とアカヒレの飼いやすさを比べたらそれは雲泥の差。アカヒレの方が断然飼いやすいです。
メダカよりも飼いやすいと個人的には思います。
▲猫も興味深々
アカヒレはどう飼いやすい?
★飼育が簡単・屋外で飼育できる
先述した通り、うちでは野外でアカヒレを飼育しています。エアレーションなどの機材も不使用。温度管理もしていません。
世話と言えば餌をパラっと与える程度。春夏秋冬外の石臼で過ごしてもらっています。
★基本水替えの必要なし
なぜか水が汚れずいつでも透明なのです。ビオトープの力もあるでしょうがアカヒレのいる水はいつでも澄んだ水なのです。
これには家族も驚いており、水がすぐに汚れる金魚の水槽にアカヒレを入れて浄水作用を期待する実験もしていました(が失敗)
汚れない水の原因は不明。水草をたくさん植えていて日当たりも良いこともあるかもしれません。
とにかく水替えをここ最近はした覚えがありません…。
いくつかの条件が一致してのことかもしれません。
★丈夫で死なない・繁殖しやすい
いや、死んでいると思うのですがそれをすぐに食べてしまっているのかも…なにせアグレッシブな魚なので…。
しかしとにかく丈夫。冒頭でもお伝えしましたが10年ほど前に購入したアカヒレが世代交代を繰り返し途絶えることなく今でも存続していることが証拠となるでしょう。
果たして今は何世代目なのか…。
アカヒレの魅力
ボウフラ対策で購入して見事に効果を発揮してくれています。
ネットで調べるとボウフラ対策にアカヒレを買う人は結構多いみたいです。
私がアカヒレを買ったきっかけはアカヒレが好きとか言う純粋なものではなく言ったらボウフラ対策という不純なものだったかもしれません。
しかしやっぱり愛着が湧いてくるものです。ここからは長年飼ってみて感じたアカヒレの魅力を紹介。
★泳ぎ方がスタイリッシュ
彼らの泳ぎは元気をもらえる。めだかと大きさ形は似ていますが泳ぎ方はかなり違います。
メダカはゆっくりピヨピヨ泳ぎますがアカヒレはギャング的(?)泳ぎ方。せわしい動き方、攻撃的アグレッシブですが逆に言うと元気、活力をもらえます。
★癒される
▲周りの苔やいつの間にか増えた水草の数々。癒し以外の何がありましょうか。
でも一番のメインはアカヒレさんたち。元気に泳ぎ回る姿と一緒に見る苔や水草はより一層生き生きとして見えてきます。
メインのアカヒレたちがいるからこそずっとみていられる癒しの空間となっています。
まとめ
- アカヒレは丈夫な魚、メダカや金魚よりも手がかからず飼いやすい。
- アカヒレは屋外のボウフラ対策にうってつけ。
もちろんアカヒレに対する知識を最低限付け、責任をもって飼う決心をしてください。
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