【実録】劣悪な飼育環境のヤバい動物園を通報した話【環境課】

悪質動物園 生き物
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今回はヤバい動物園を見つけた場合、個人ができることを体験談とまじえて解説。

「ヤバい動物園」とは今回の場合は私が目にした飼育の管理が行き届いておらず動物たちが生活しづらそうな劣悪な環境のことを指します。

結論として動物園のある地域を管轄する「環境課」へ相談しましょう。

私の場合は電話で連絡しました。環境課の方は丁寧に話を聞いてくれて事後の報告もしてくださいました。

本当ならヤバい動物園なんて存在してはなりません。

しかしもしあなたが「何かおかしいな」と違和感を感じる動物園(動物取扱業者)に出くわしたのなら「環境課」に連絡し一石投じることをお勧めします。

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どうヤバかったのか

ある個人経営の動物園へ行く機会がありました。その動物園は劣悪な環境でした。
どのように劣悪かと言うと、

とにかく臭かった。

動物がいるのですからそれなりに動物臭がするのは当たり前ですが酸っぱい臭いだったり明らかに異常な臭いが園内に漂っています。

また、自由に身動きができないような場所で飼育されている動物もいました。

そこにいる動物の元気がないことは目に見えてわかりました。

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ヤバい動物園をみつけたら環境課へ連絡

個人が園の経営者に物申すことは小鳥のさえずりのようなものでしょう。

手っ取り早く権力を頼ります。各地域を管轄する環境課へ連絡です。

こちらを参考にしてみてください。⇒地方自治体動物虐待等通報窓口一覧

のちに環境省の資料などに目を通してみると明らかに自治体へ相談してもいいレベルだったことが分かりました。
※しかし当初は資料などは確認せずに連絡しました。怒り心頭で行動が先走りました…。

▼環境省の資料

飼育改善指導が必要な例(虐待に該当する可能性、あるいは放置すれば虐待 に
該当する可能性があると考えられる例) に つ い て

2 . 動 物 取 扱 業 者 等
・ケージが狭く、動物の排泄物と食餌が混在した状態で放置されている。動物が排泄物の上に寝ている。
・常時水を置いていない。あるいは、水入れはあるが中に藻が付いていたりして不潔である。
・幼齢にもかかわらず、食餌を適切な回数与えず(例えば朝晩の2回のみ等 、また、それで問題ない)と説明している。
・糞尿が堆積していたり、食餌の残渣が散らかっていたりして、清掃が行き届かず、建物内、ケージから悪臭がする。
・動物の体が著しく汚れている。
・病気や怪我をしているにもかかわらず、獣医師の治療を受けさせていない。
・飼育環境が飼育している動物に適していない(温度・湿度の調整も含む 。例えば、 西日が当)たるなど建物内の温度が上昇した場合、あるいは、その逆で、冬季に低温 となった場合に対応しない。
多頭飼育で、飼育環境が不衛生。常時、糞尿、抜けた毛、食餌、缶詰の空やゴミがまわりにちらかっており、悪臭がする。
・ケージ内で動物を過密に飼育している。
・店内の大音量の音楽、または過度の照明にさらされることにより動物が休息できな い。
・しつけ、訓練と称するなどし、動物に対し殴る、蹴る等の暴力を与えたり、故意に動物に怪我をさせたりする。
・体調不良、不健康な動物をふれあいや散歩体験等に使用する。
・出産後、十分な期間(離乳し母体が回復するまでの間)を経ずに、また繁殖させる。

https://www.env.go.jp/nature/dobutsu/aigo/1_law/files/n_07.pdf

私が今回遭遇した動物園は主に赤線部分でしょう。

こちらも参考にしてみてください⇒動物の愛護及び管理に関する法律

ヤバい動物園は表向きはイイ感じの雰囲気でスタッフもイイ感じの人たちでした。

だからでしょうか、今までその動物園は通報された例が無かったようで私が初めてでした。皆雰囲気でごまかされていたのか、それとも見て見ぬふりをしていたのか。

真相は謎です。

しかし環境課のブラックリストにも載ったことでしょうし小さな力でありながらも今回私が一石を投じたことで動物園は改善に努めていってくれるものと信じています。

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環境課に連絡した結果

私を担当してくださった環境課の方は最後まで丁寧に話を聞いてくれました。ありがたかったです。

さらに環境課は事後報告の有無を聞いてくださいました。

管理人びっくり
管理人びっくり

え、そんなこともお願いできるんですか?

と驚きと同時に最後まで向き合ってくれる真摯な姿勢に恐れ入りました。

環境課からみて実際にその動物園はどのように映ったのか、そしてその後の対応などが気になったのでもちろんお願いしました。

結論としてやっぱり環境課からみても管理がなっていないということで動物園に改善指導を行ったそうです。

前述したように皆ヤバい動物園を見て見ぬふりをしたのでしょうか、今まで一度も相談が無かったという事実が信じがたいです。

環境課が実際に×判定を下したのですから私の行動は正しかったと思いたい。
同時に「もし私が環境課に連絡をしていなかったら…」と考えると恐ろしいです。劣悪な環境下のまま動物たちが暮らしている姿を想像すると胸が苦しくなります。

実際はなんだかチクる感じで人任せでいい気分ではありませんでした。しかしそういった権限を持つ人たちに任せるのが一番賢明ではないでしょうか。

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まとめ

「動物を虐待しているんじゃないか」(生活しにくそうな飼育環境なども含む)と感じる動物園や動物取扱業者に遭遇したら環境課へ相談してみてください。

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